こんにちわ。房れいなです。
ネガティブなことを考えると、実現化してしまう。
彼とのよくない想像をし続けたら、そうなってしまう。
ネガティブはだめ!ポジティブであるべき!!
そんな風に、ネガティブを抹消しようと頑張っている人がいると思います。そしてわたくし、随分前に「ネガティブ抹消キャンペーン」を実施したことがあります。
Contents
ネガティブは悪なのか?
結論から言うと、悪ではありません。想定内の答えでしたか?
ネガティブとポジティブは、マイナスとプラスとも言えますが、両方があることで成り立っていますね。(磁石とか、イオンとかもそうです♪)
ネガティブ感情を悪いものだとしてしまうと、途端にその「悪」から逃れようとしてしまうのは当然のことです。わたしたちはできるだけ、嫌な感情を持ちたくないですからね♡
とは言え、その「嫌な感情」があるからこそ、存在するものがあるわけです。
それが、反対にある「いい感情」と「ポジティブ」です。
反対の感情や感覚があるからこその、ポジティブとネガティブ、プラスとマイナスが成り立っています。
さて、ポジティブだけにしようとした、わたしの「ネガティブ抹消キャンペーン」はどんなポジティブな毎日を創りだしたのかを少しお話しようと思います。
ネガティブを無くしてポジティブになったわたし
ネガティブを消し去ろうとしたきっかけは、「思考は現実化する」の意味を「考えたことが現実になる」に取り違えてしまったことが発端です。
考えたことが、思い浮かんだことが現実になってしまう。これほどの恐怖ってありませんね。
彼が浮気したらどうしようと考えれば、彼は浮気します。
彼が自分と別れようとしてるんじゃないかと考えれば、彼は自分と別れようとするのでしょう。
お金がなくなると思えばなくなり、体調を崩したら・・と考えれば体調はくずす。
怖すぎます。
そして、本来「思考は現実化する」「全て自分が何を考えているかで決まる」と言うのは、上記のようなことではないことを、その時のわたしは知らなかったのです。
ネガティブが怖かったし嫌だった
悪いことを考える。ネガティブなことを考える。そしてその自分に自己嫌悪を感じてしまう。またこんなこと考えちゃって、何やってるんだろうって悩む。
そのネガティブなことを考える自分の思考にも、ほとほと疲れていたのです。
しかも!思考は現実化するって言うわけです。
ネガティブなことばかり考えてきたから、実際に今ネガティブなことが起きてるじゃん!!何にもよくなってない!!!涙
そんな風に自分の過去を掘り出しては、「ネガティブだったせいだ!」と思っているのです。ネガティブに対して、単純に「ダメなもの」として排除することにしたのですね。
ネガティブ思考って、そろそろ疲れてきていたのもありますけど♪笑
とにかくネガティブが沸いたら消しさる
ネガティブな感情や思考や想像が沸いてきたら、とにかく「今のなし!!!」「いまのはだめ!!」と自分を律する毎日。むしろ毎分。
ネガティブが止まらない時は、ポジティブな映画を見て、ポジティブなブログを読んで、ネガティブなことを目に止めないように気を配り、ネガティブな言葉を聞かずに済むように人とも会わない、話さない。
そんなことを繰り返していました。
ポジティブな言葉集のような本を眺めては、それを潜在意識に落とし込むんだ!と常に気を張って、ネガティブなことが浮かんだ瞬間に「今のなし!!!」です。
嫌なことがあっても、
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これは必要なことだったんだ!!何が起こるんだろう!!♡
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と強制ワクワクに切り替えて、辛いことを思い出したら
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あの出来事があったから、わたしは今日も美味しくご飯を食べられてる!!ラッキー!
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なんて、健気を通り越して本当によく頑張ったものだと書きながらセンチメンタルな気持ちになりそうです(笑)
ある日悟りを開いたようにポジティブが襲来
毎日、毎時間、毎分、毎秒。ネガティブ撲滅に勤め続けたわたしは、ある日突然悟りを開いたような気持ちになりました。
「全ては意味がある」
「全て必然」
「全てわたしのために起きている」
間違いではないのですが、その言葉を発している「わたし」はネガティブが悪であると思っているわけです。
ネガティブが悪だと思っている状態で発する「全てに意味がある」は、ネガティブを抹消した状態での「全て」だから、実のことろ全くもって「全て」になっていないと言うちょっと言葉遊びのような理論ですが、ポジティブなだけで人は形成されません。
感情が欠落する
日本語では喜怒哀楽という言葉がありますが、いわゆるネガティブは「怒」と「哀」に該当しますね。喜びと楽しみだけの世界。幸せそうでいいじゃん!なんて思いそうですが、ここでバランスが崩れてくるのです。
喜びと悲しみ、怒りと楽しみ。相反するものが存在するからこそ、成り立っているのに、喜びと楽しみだけになればそれは、喜びと楽しみではなく「ただ普通」になっていくのですね。
となると、またバランスを取るために発生する新たな成り立ちが起きてくるはず。
「喜び」と「ネオ喜び」、「楽しみ」と「ネオ楽しみ」なんて感じです♡
ネオ。ってなんだか陳腐に聞こますけど、雰囲気は伝わりますか?(笑)
喜びと楽しみだけになれば、すごい幸せが手に入ると思っていたのに、なぜか今度は喜びと悲しみが、以前の怒と哀に該当するポジションを担うようになるのです。終わりがないー!!!!
話が少しそれましたが、ネガティブ感情を抹消することで手にしたのは、ネガティブ感情の欠落。つまり、感情の欠落です。
悲しい、辛い、苦しい、怖いが一切消え去ったことで、その抹消した部分がポジティブで満たされたわけではなく、空虚になってしまう事態が起こりました。
そしてわたし自身は、それに気がつかなかったのです。だって、無だから。
友人が怖がる。不気味がる。ついに病んだと思われる。
感情が欠落している人を見ると、バランスが悪いので怖く見えます。これは経験したことのある方も多いかもしれませんが、ネガティブなことだけをいう人、ポジティブなことだけをいう人で考えるとわかりやすいですね。
あなたが相談した相手が、ネガティブなことだけを言う人なら、途端に疲れてきてしまいます。悪いことばかり想像して、あーでもないこーでもないと、ネガティブのオンパレード。ネガティブオンリー。ザ・ネガティブ。
想像しただけでもちょっと疲れそうですね。
では逆にポジティブなことだけを言う人ならどうでしょう?
なんだか良さそうに思いがちですが、あなたがどんなに苦しく悩んでいても、その気持ちを一握りもわかることがないわけです。ポジティブなことだけを言う。きっとこうだよー♪いいじゃーん!!意見という意見が出てくるわけでもなく、ポジティブだけ。ポジティブオンリー。ポジティブパレード。ザ・ポジティブ。
こちらも、疲れそうですね(笑)
そんな「ザ・ポジティブ」な空虚を携えていたわたしは、友人が不審そうな目を向けても、話している間の相槌がちょっとままならなくても、「ザ・ポジティブ」によって気にすることがなかったのです。
「まだわからないんだなー♪わかっちゃえば超いいのにー♪幸せだよー」
ぐらいに思っていたわけです。そして幸せだと思っている自分は、感情を一部失っているわけですから、本質的に幸せかと言われたら、やはり空虚な幸せを味わっているつもりでしかないのです。
のちに友人からはこう言われました。
本当に病んだと思ったから、マジでまずいと思ったら病院に連れて行こうと思った。ある意味目が離せないから、ちょこちょこ状態をチェックしてたし、とにかく刺激しないようにしてた。目が変だったよ(笑)
恥ずかしい!!!!!!笑
そして生還おめでとう!わたし!!!
ネガティブを抹消しようと頑張っている方へ
ネガティブを消そうと頑張ってきた経験があるわたしから、今まさにネガティブを消し去ろうと頑張っているあなたへ。
ネガティブは悪いものではありません。ネガティブがあるから、私たちは人として成り立っていて、感情がとめどなく溢れ、感覚を研ぎ澄ませることができ、幸せを感じ、悲しみを感じ、毎日を過ごせているのです。
ネガティブはトレジャーマップだとわたしは伝えていますが、ネガティブな感情の中から、自分が求める「本当に欲しいもの」が見つかります。
ネガティブを抹消すれば、その本当に欲しいものを見つけるための地図を失うことになってしまうから、遠回りをせざるを得なくなります。
ネガティブを悪いものだと思う必要はありません。いいものだと思う必要もない代わりに、
ネガティブってあってもいい。ということを覚えておいていただけたら嬉しいです。
THINKING ALOUD#4 【ネガティブを抹消しようと頑張る人へ】
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